長い靴べら (ブラックチェリー)

こじゃれた飲み屋などで時々見かける木製の長い靴べらがかっこ良いいなぁと昔からあこがれていて、いつかは自分用に作りたいと思ってました。
知り合いにねだって入手したブラックチェリーの端材が、靴べらに打ってつけのサイズだったので、自宅の玄関用に作成しました。

ブラックチェリーは比較的短い時間で濃いつやのある飴色に変わっていく味わいのある材です。高級感があると思ってます。
こちらの小抽斗にも使ってます。
サイズは 760mm x 40mm x 20mmで、仕上げはウォルナットオイルです。

台座はヒノキのブロック(これも端材)を利用し、自分なりにデザインを工夫したつもりです。 (^_^)
サイズは 130mm x 95mm x 60mm。
仕上げは自然健康塗料リボスのカルデットという着色オイルです。少しでもチェリーに色を合わすために着色オイルにしました。

台座のヒノキは軽い材だし、長い靴べらの重心は上部になるので、対策しないと靴べらの抜き差し時に台座ごと倒れます。
これを防止するために、台座の底に釣り用の鉛の重りをつぶして入れました。このため、なかなかいいバランスになりました。

   

靴べらの先っぽの形状は使い勝手に大きく関係します。
先端ができるだけ薄く少し広がってないと、踵がスムーズに靴にすべりこみません。少し外に反った形にすることも必要です。このあたりは気に入っている真ちゅう製の靴べらを参考にしてカーブを作りました。

もっと厚みがあれば、もっと優雅なカーブを表現することができたのだけど、これでも見た目は十分感じのいい靴べらに仕上がっていると思ってます。
まぁ、魅惑的なカーブを表現するのは次回でしょう (^ ^ 😉

ちなみに、長い靴べらは腰をかがめずに靴を履けるために、中高年には非常に便利です。
お勧めです。

 

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