前回作った小引出し(抽斗)の横幅をさらに小さくした小引出しを作りました。
日常よく使う印鑑などの小物だけを入れておくためのものです。
全体の材は栗、仕上げはミツロウです。
つまみはナラ、蔦の蔓と葉っぱの絵(象嵌)はマホガニーでかたどり、埋め込んでいます。
引出しの内部の材料は、ヒノキです。
外板の天板と側板は蟻(アリ)組み、引出しの前面と側板の結合は包み蟻(アリ)組みという昔ながらの組み方を使ってます。引出しのスライドは側板に角柱の板を配し「釣引出し」方式にしています。この角柱の位置設定で引出しを押し込んだ時に停止するストッパーとしています。
あと、天板と側板は前部分で留め加工にしてます。
下の写真だと引き出しの様子が良くわかると思います。
引出しのつまみはもう少し小さいほうがよかったとの意見が家族からあります。(^^) 力のかけ具合からいえばある程度の大きさは必要だと思っています。今後さらに、機能を満足しながらおしゃれなデザインを目指していかなきゃいけないと再認識しています。