四方転びで脚を固定したスツールを以前から作りたかったのでジグを作りました。そのジグを使ってSPF材でスツールを試作しました。座面と脚だけで座ったときにしっかりと体重を支えられるか見たかったのです。
サイズは 220 x 310 x 490 mmです。塗料は昔ペーパーコードスツールで使ったリボス浸透性着色オイル、カルデット のチークです。通常のSFPとはかなり違う色合いになります。試作なので逆目も出たり、ちゃんとサンディングなどしてませんが普通遣いなら十分使えます。
脚は外側2方向に向けて少し傾くようにしてます。この角度はジグで設定できるようにしました。
下方からのアングルです。座面の板と脚がぴったりくっついているのがわかります。
脚は外側2方向へ傾いていますが、座面に出てきている通しホゾの形は傾かず座面の長辺、短辺に平行にできています。この自然な雰囲気を実現したくて四方転びをやりました。
上の写真からはよくわかりませんが、通しホゾには楔を入れてます。拡大した下の写真を見ればクサビがどうにかわかると思います。
通しホゾは座面と面一にせず、少し飛び出させています。ほんの少しなので座ってもお尻にはほとんど当たりません。
四方転びの脚で四方向に踏ん張っているので、脚貫などがないシンプルな作りですがかなりしっかりしてます。外のウッドデッキでのバーベキューなどにスペアの椅子として使えるでしょう。
次はナラやクルミなど手持ちの材でちゃんと使いの四方転びスツールを作りたいと思ってます。