2006年から約1年半、木工アパートメントにて木工技術の手習い。
釘や金具を使わない昔ながらの方法で家具を作る基礎技術を教わりました。
最初はカンナの刃研ぎを1~2ヶ月かけて教えてもらいました。指先を真っ黒にして刃を研ぎながら、こんなことはとっとと終えて早く作品を作りたいと思ったものです。
職人さんは根気が必要だと思いました。(´_`。)
続いてカンナ台の直し方、ノミの研ぎ方を習い、スリ台(材のコバをカンナで直線に削るジグ)、小口台(材のコバを置いて、カンナで小口を削りコバと小口を直角にするジグ)の作成を経て下端定規(カンナの面がまっ平らになっているかどうかを確認するジグ)を作成し、その箱を蟻(アリ)組みという伝統技法でしつらえ卒業です。
ジグをいろいろ作り身にしみてわかったことは、木工にとって
○直線にすること
○面を平面にすること
○角度を直角にすること
がとてつもなく重要だということ。
・作った下端定規箱
(箱の組み方が蟻(アリ)組みになっている)
・蟻組みのイメージ
・箱を開いたところ
・下端定規とその箱
全教程を終えるのに普通の人は1年ほどで終わるらしいけど、こちらは1年半ほどかかり粘り強く完成させました。 ^^;