鶴の湯温泉 (秋田)

ライフ

秘湯として有名な秋田の鶴の湯温泉に行ってきました。
この山奥の温泉は、ひなびた茅葺きの建物と囲炉裏のイメージが有名ですが、雪に囲まれた白濁の露天風呂に入りたいとずっと思ってました。

鶴の湯のメインの混浴露天風呂です。建物とは敷地内の小川をはさんだ向かい側にあります。

露天風呂

 

お湯はぬるめで、ずーっと湯に浸かってのんびり時間を過ごすことができます。少しのぼせてきたら縁の内側にある段に腰掛けて上半身だけしばらく冷まし、そしてまた湯に入りゆっくりと温まります。
源泉掛け流しの硫黄の匂いと湯気に包まれて過ごすと、その日の夜には肌がすべすべになっていました。

 

鶴の湯温泉の入り口です。左の門には、「本陣鶴の湯」と書かれています。
左側の茅葺き建物は本陣で、客室には囲炉裏が切ってあり、囲炉裏端で食事ができます。客室は5部屋しかないため、半年前でも予約は難しいと聞きました。(囲炉裏がある部屋は別に2〜3部屋あるらしいです)

鶴の湯入り口

 

両側の建物の間を入って行くと、本陣の奥に事務所があります。
ここで受付し、部屋まで案内してもらいます。今回はこの事務所の奥左にある新本陣に泊まりました。雰囲気をとことん楽しむには、茅葺き+囲炉裏のある本陣に泊まった方がいいですね。ただし予約はさらに困難になるだろうけど。

事務所

 

お風呂はほとんどが小川を挟んで反対側にあります。
ここは4つの源泉から湯を引いていて、4種類の湯が楽しめます。含有物やpHがそれぞれ違うようですが、外観は全て白い湯です。
宿泊時に利用できたのは、中の湯と白湯、黒湯で、中の湯が混浴露天で、男性用に室内の白湯、黒湯があり、女性用には黒湯の露天風呂、白湯、黒湯の室内風呂が利用できました。

下は1階から内湯へ渡る廊下です。女性用の黒湯の横に室内風呂があります。

渡り廊下

 

橋上から下流側をみたらこうなります。左に中の湯の露天風呂が少し見えています。

橋から

 

15時までは外からのお客さんがきて混むとのことですが、夜になると薄暗い中でゆっくり入れ、ほの明かりの中に湯気が漂う混浴露天風呂は幻想的で、女性の姿もちらほら見受けます。冬は湯気が立ち上っていて、さらに白濁の湯なので、いったんお湯に入るとまったく気にならないようです。

中の湯露天風呂

 

温泉の人と話したら海外からのお客さんも多いらしく、当日は中国、北欧、英国(?)からのお客さんもいたようです。また、ヒットした韓国映画のロケ地になったようで、韓国からもよく来るとも言ってます。
テレビのロケも多く、前日には野々村真と「ワイルドだぜ!」のスギちゃんが来ていたそうです。

二日目は鶴の湯と関係が深く、少し街寄りに戻った駒ケ岳温泉に泊まりました。
鶴の湯とがらっとかわり新しい建物だったのは驚きました。湯は少し白濁しているけど、鶴の湯に比べると透明に映ります。

駒ケ岳温泉内湯

 

露天風呂が3個あり、雪の中の露天風呂を十分楽しみました。

駒ケ岳温泉露天1

駒ケ岳温泉露天2

 

 

 

夜は鶴の湯への送迎バスが出ていて、また夜の幻想的な中の湯露天風呂を楽しみに行きました。

ひなびた山奥での温泉宿で、温泉に入りまくった三日間でした。帰りは湯疲れして新幹線の中でぐっすり寝て帰りました。温泉は身も心も癒してくれます。温泉三昧もたまにはいいですね。 (^-^)

 

Copyrighted Image